めまいの原因と自分でできる治し方

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この記事の筆者
ゆめ先生

主に介護分野で働く作業療法士(リハビリの国家資格)。
修士(医学)。大学院博士課程(リハビリテーション学)在学中。
健康全般にとにかく興味あり、分子栄養学の資格取得。
みんなに元気に生きてほしい。

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めめいの原因と自分でできる治し方
ゆめ先生
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めまいにはたくさんの原因があります。まず、ご自身のめまいがどのタイプなのか知り、適切な対処法をとって、めまいを改善していきましょう。

耳が原因で起こるめまい

良性発作性頭位めまい

☑ 頭の向きを変えた時(上や下、横を向くなど)に起こる

☑ 寝起きに起きやすい

☑ 普段あまり頭の位置を変えず、同じ姿勢で過ごす人がなりやすい

■ 良性発作性頭位めまいが起こる仕組み

耳の奥の内耳というところに、三半規管という平衡感覚を司る器官があります。

その根元に、耳石器という重力や体の方向を感知する器官があり、その表面には耳石という小さな塊が載っています。その耳石がはがれて、三半規管の中に流れ込んで、リンパ液の中で動き、それが神経に伝わったときにめまいが引き起こされる仕組みです。

耳石は、炭酸カルシウムからできているものなので、細胞に回収されてる仕組みになっています。三半規管に入ってしまった耳石が吸収されるとめまいは治まるとされています。

対策 ⇒ 頭をゆっくり動かして耳石を動かす

座った状態や、立位で急に頭を動かすとめまいが起こった際にふらついたり、転倒してしまったりする危険性がありますので、寝た状態で行うようにしましょう。

このタイプの方には即効性がある対策です。

①仰向けに寝る

②頭をゆっくり左右に動かす (右向いて→左向いてという感じで)

メニエール病

☑ 耳の閉塞感、聴力低下、耳鳴りなどを伴うことがある

☑ ぐるぐるするような激しい回転性のめまい

☑ めまい発作が不定期に起こる

☑ 内耳のむくみが原因とされ、天気に左右される人もいる

平衡感覚を司る三半規管を含む内耳は、リンパ液で満たされているのですが、そのリンパ液が過剰にたまってしまうと内リンパ水腫を引き起こします。

その水腫が平衡感覚に影響を与えてめまいが生じるといわれています。

病院を受診される場合は耳鼻科です。

対策 ⇒ 内耳のむくみを予防・改善する

■ 血流をよくする

 ・入浴

  入浴で全身の血流をよくする。

 ・耳のマッサージ

  耳のむくみは、血流低下も原因の一つなので、耳をマッサージすることで血流改善を図る       

 ・運動

  全身の血行促進

■ 水分の循環を改善する(むくみを予防する)

 ・漢方

  体質の問題で、不要な水分を排出できずに体にためこんでしまっている人におすすめ

 ・カリウム摂取

  カリウムを摂取して、体内の塩分の調整をして、むくみを予防する

 ・入浴や運動

  血行と発汗を促し、むくみの改善を図る

おすすめのカリウム

塩分の多い食べ物をよく食べる方、朝に顔がむくんでいるような方はカリウムが不足しているかもしれません。

めまい・むくみにおすすめの漢方

〇 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は、体の水分の巡り、余分な水分の排出、特にめまいなどがあるような方の頭部の水分をさばいてくれる漢方で、比較的即効性があります。

〇 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)は、胃腸が弱く、体力がないタイプの方のめまいにおすすめです。水分の循環を改善して、余分な水を取り除いてくれます。

〇 五苓散(ごさいさん)は、むくみがあったり、尿量が少ないような方の全身の水分調整をしてくれる漢方です。気圧で頭痛がしたり、アルコールを飲むと頭痛がするようなむくみを原因とする症状にも有効とされています。

内耳のむくみについてはこちらの記事でもくわしく解説しています↓

からだのむくみについてはこちらの記事がおススメです。高齢者以外の方にも参考になる内容です↓

http://www.rehasite.online/edema/

自律神経の影響で起こるめまい

起立性調節障害

☑ 立ちくらみ、ふわふわしためまい

☑ 起立直後にめまいがしたり、目の前が真っ暗になる

☑ 長時間立っているとめまいがしてくる

☑ 朝礼などで倒れてしまう

自律神経失調症の症状でもある起立性調節障害もめまいの原因の一つです。

↓起立性調節障害については、こちらの記事に詳しくまとめていますので、症状に当てはまる方はぜひご覧ください。

カフェインの影響

☑ カフェインを摂るとめまいがする

☑ めまいとともに胸がドキドキしたり、汗をかいたりする

カフェインには、交感神経を活発にする働きがあります。そのおかげで、覚醒したり、頭がすっきりしたりするメリットがあります。

交感神経は、血管を収縮させる作用があり、カフェインを摂りすぎたりして交感神経が活発になりすぎた場合、血管を収縮させる作用がつよく働きすぎてしまい、耳や脳への血流が不足してめまいを引き起こしてしまいます

対策 ⇒ カフェインを控える

カフェインは、コーヒーや紅茶、緑茶以外にもココアやジャスミン茶、ほうじ茶などにも含まれています。

また、コーラやエナジードリンクにも含まれています。

頭痛薬にも無水カフェインを含むものがあるのでカフェインでめまいを起こす方は注意してください。筆者も、ずっと気づかなかったのですが、カフェイン入りの痛み止めを飲んでめまいを起こしていたので、カフェインを含まないものに変更したら、めまいはなくなりました。

↓カフェインが入っていない鎮痛剤↓

普段習慣的にカフェインの入った飲み物を飲んでいる方は、カフェインレスのものに変えてみるようにしましょう。カフェインを減らした商品でもおいしい飲みものはたくさんありますよ

↓カフェインレスドリップコーヒー↓

↓ノンカフェイン紅茶↓

↓ノンカフェイン緑茶↓

眠くてカフェインを摂ったり仕事に集中するためにカフェインが必要という方はこちらの記事がおススメです。カフェインを摂らなくても元気な状態を作っていきましょう↓

ストレス、心因性の要因

ストレスの多い生活や、心理的に負担のかかる生活をしているときも、交感神経が活発に働きすぎてしまいます。それによって、脳や耳の血流が低下してめまいの原因になることがあります。

対策 ⇒ リラックスして副交感神経を優位にする

入浴やマッサージをして、ゆっくりした気持ちで過ごす時間を過ごしましょう。

とはいえ、そもそも忙しい環境や、ストレスを抱える生活の方は、そんなわけにはいかないと思うの で、体を冷やさないこと少し発汗する機会をつくるなどを心掛けてみるとよいと思います。

体の不調で起こるめまい

脳血管疾患、その他脳の病気

脳出血や脳梗塞、脳腫瘍などで、脳幹や小脳などに異常が生じるとめまいやふらつきの症状が起こることがあります。

体の異常など他にも症状がある場合には、すぐに病院を受診しましょう。この場合は、脳神経外科です。

貧血・低血圧

貧血や低血圧で、脳に十分な酸素が運ばれない場合もめまいを引き起こします。この場合、大切なことは、十分に酸素を含んだ血液がしっかり脳に運ばれることです。

↓貧血の改善方法ついての記事はこちら↓

低血圧の方は、体のポンプの作用をしている筋力をつけたり食事をしっかり摂ることが大切です。体が血液を送り出す力を高めて、質のよい血液を全身に循環させることが必要です。

低血糖

軽度の低血糖では発汗、動悸、不安感、吐き気や眠気などの症状があります。重度になると意識障害やめまいを生じます。

めまい以外にも当てはまる症状がある場合は、血糖コントロールがうまくいっていない可能性がありますので、病院を受診されることをおすすめします。この場合は内科です。

最後までお読みくださりありがとうございます。

皆様のめまい症状が早く少しでも軽減しますように。

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