にきびの悩み
にきびは、だれにでもできうる皮膚の症状ですが、特にホルモンバランスの崩れやすい思春期や、生理周期にホルモンバランスの崩れ、男性ホルモンの働きによる皮脂の分泌、肌のターンオーバーの乱れ、乾燥、肌への刺激、ストレスや便秘などさまざまな要因でできやすくなってしまいます。
一度治ったと思ってもまたできてしまったり、増えてしまったり、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
にきびができてしまうことも、にきび跡が残ってしまうこともできるだけ避けてきれいな肌でいたいですよね。
にきびができてしまう理由をしっかり知って、上手に自分の肌の状態を整えられるようにしていきましょう。
にきびはどうやってできる？
にきびは、毛穴の中で発生します。
毛穴の中には、皮脂腺という脂を分泌する器官があります。皮膚が正常な状態であれば、皮膚を健康に保つために必要な量の皮脂が分泌されて、皮膚の保湿やバリア機能を担っています。
また、毛穴の出口は文字通り穴になっていて、皮脂腺から分泌された皮脂は皮膚表面にも出てくることができます。
では、にきびはどのような状態かというと、毛穴の出口がふさがれて、毛穴の中でアクネ菌という菌が過剰に増殖して、皮膚が盛り上がってきた状態です。
顔にきびの種類とできる過程
① 健康な肌
適度に皮脂が分泌され、適度に毛穴の出口も適度に開いています。
② 毛穴の詰まり
皮膚表面の角質が厚くなったり、皮脂の分泌が過剰になったりして毛穴が詰まると、皮脂が毛穴の中にたまり始めます。まだ皮膚表面からは見えない状態です。
③ 白にきび
毛穴の中でアクネ菌が過剰に増殖して、皮膚表面が盛り上がってきた状態が白にきびです。
④ 黒にきび
白にきびが少し進行した状態で、皮膚表面の毛穴の出口の皮脂が酸化して黒くなった状態です。
⑤ 赤にきび
アクネ菌の増殖が続き、毛穴の中で炎症が起きてしまい、赤にきびになります。
⑥ 黄にきび
炎症が続き、膿が溜まった状態が黄にきびです。
アクネ菌って何？
アクネ菌は、にきびの原因菌として知られていますが、にきびのない肌にもいる常在菌です。
私たちの肌に誰でも持っている菌で、肌を守る大切な役割も持っています。
例えば、私たちの肌を弱酸性に保つことで、悪い菌が住みにくくすることで肌を守る働きをしています。また、皮膚のうるおいをキープする役割もある大切な菌です。
アクネ菌は、酸素を嫌うタイプの菌なので、毛穴が塞がることでアクネ菌が増殖しやすい環境になると同時に、たまった皮脂がエサになることで、毛穴の中で大量増殖し、にきびの原因になります。
背中にきび
背中や胸、お尻にもにきびができますが、これは顔のにきびとは別のものです。
これらの体にできるにきびは、細菌や真菌が毛包に侵入して炎症を起こしたものです。
にきびの原因と対策
にきびの原因をまとめると、次の3つです。
① 毛穴の詰まり
② 皮脂の過剰分泌
③ アクネ菌の増殖
この3つが組み合わさってにきびができているので、どれか一つだけを解決するのではなく、上手に3つの原因をコントロールすることでにきびをなくすことができます。
もし、にきびをなくしたくていろいろと試しているけど治らないという方がいらっしゃるのであれば、何か足りないアプローチがあるかもしれません。
① 毛穴の詰まり
肌のターンオーバーの乱れによる角質の肥厚
肌のターンオーバー(代謝)が乱れると、角質が厚くカサカサになって毛穴の詰まりが起こります。
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌されたり、代謝されなかったりすると毛穴詰まりの原因となります。
洗浄不足
皮脂や汚れをしっかり落とさずにいることで毛穴詰まりの原因になります。メイクをしっかり落としていないなどがこれにあたります。
対策 ⇒ しっかり洗浄する(洗いすぎは乾燥を招くので、やさしく)
しっかり洗浄することで毛穴を塞いでいる角栓を除去して毛穴の詰まりを起こさないことが大切です。
毛穴詰まり解消におススメの商品
〇 WEEED クリアジェル
タンパク質やアミノ酸に 吸着・反応して汚れを除去するので ケミカルピーリングとは違いお肌を溶かしません。お肌を傷つけず、お肌に優しく角質をオフできます。
〇 エッセンシャル保湿ウォッシュ
弾力のある濃密泡で、汚れを落としながらも肌に潤いを残す、洗い上がり抜群の洗顔料です。添加物を限りなく控えているため、敏感肌の方にも使いやすい処方です。
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パパイン酵素＆サンゴ末配合の優しい洗顔料です。 毛穴・くすみ・ニキビでお悩みの方におすすめ。濃密泡で肌に優しく綺麗に角質を落として スッキリと余分な皮脂を除去してくれます。敏感肌の方も使える低刺激性。
〇 NALC 薬用クレンジングバーム
これ1本でメイクや毛穴汚れをすっきりオフできます。 古い角質や汚れ、角栓がしっかり落とせます。 シトラスの香りで、癒されながらマッサージして毛穴ケアができます。肌に優しい成分で低刺激。
② 皮脂の過剰分泌
ホルモンバランスの影響
男性ホルモンの分泌が多いと、皮脂が多く分泌されるようになります。女性では、女性ホルモンのプロゲステロンが多く分泌される生理前などに皮脂の分泌が増え、にきびができやすくなります。
↓生理前のホルモンバランス↓
↓更年期のホルモンバランス↓
肌の乾燥
肌が乾燥していると、それを補うために皮脂がたくさん分泌されます。そのため、肌を保湿して乾燥しない状態にしておくことが大切です。
〇 ORBIS 薬用クリアフルシリーズ
脂質代謝の問題
体内で脂質をしっかり代謝できないこともにきびの原因になります。例えば、チョコレートやポテトチップス、揚げ物などを食べるとにきびができるような場合がこのケースにあたります。チョコレートなどのお菓子にも植物油脂という脂が含まれています。
対策 ⇒ 油分の多い食事を減らす、脂質代謝を促すための栄養を摂る
油の多い食事を避けたり、摂取量を減らすことで脂質の過剰が抑えられます。
もう一つは、脂質の代謝機能が低下している場合です。この場合は、脂質を代謝するために必要な栄養が足りていない場合が多いため、脂質代謝を促すビタミンＢ2、ビタミンＢ6、ビタミンＣを摂取しましょう。
〇 ハイチオールBクリア
肌のターンオーバーや脂質の代謝に必要なビタミンをまとめて配合。肌荒れやにきびにおすすめです。
ポチップ③ アクネ菌の増殖
毛穴の詰まり
毛穴が何かしらの原因で詰まることで、毛穴の中で増殖を始めます。アクネ菌は、皮膚表面などの酸素の多いところでは増殖できない性質です。
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌されることで、アクネ菌のエサが増えてどんどん増殖してしまいます。
対策 ⇒ アクネ菌を減らす、炎症を防ぐ
〇 プロアクティブ
毛穴を塞がない、殺菌、肌を整えるすべての工程をカバーできるニキビケア専門のスキンケア。
ポチップその他のにきび対策
漢方を使って体質を整える
〇 当帰芍薬散
血流改善、女性ホルモンの分泌を整えることでにきびや肌荒れを改善します。
ポチップ〇 桂枝茯苓丸
血行不良を改善することで、冷えをとり、生理痛や生理に伴う症状を軽減します。皮膚炎にも効果あり。
ポチップ〇 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう）
膿を伴う黄にきびがたくさんできているようなタイプの方、背中やお尻などのにきびにも。
ポチップ〇 温経湯(うんけいとう)
乾燥した肌をを潤し、ホルモンバランスを整え、ニキビを改善します。
〇 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう）
炎症のある赤にきびにおすすめ。
ポチップ〇 荊芥連翹湯（けいがいれんぎょうとう）
首から上の炎症に効果がある漢方。顔が赤っぽく、脂の多い肌質の方で、炎症のある赤ニキビにお悩みの方におすすめ。
ポチップ腸内環境の悪化や便秘を改善する
腸内環境が悪化すると、腸内で善玉菌が減り、悪玉菌が増えます。
善玉菌が減ると、ビタミンなどが合成されなくなり、肌をきれいに保つために必要なビタミンが不足しまいます。
悪玉菌は、腐敗物質や毒素を産生します。それが体内に吸収され、全身に運ばれてしまうと肌荒れを引き起こします。
また、腸内環境が悪いと、栄養の消化吸収機能が低下し、体に必要な栄養が吸収されなくなります。
肌への刺激を減らす
肌への摩擦、汚れた手やタオルが肌に触れる、紫外線や化粧品などの刺激でもにきびが悪化する恐れがあります。
肌を清潔に、負担を少なく、刺激を少なくすることが大切です。
〇 ETVOS
敏感肌用スキンケア、お肌にやさしいミネラル100％でクレンジングも不要のファンデーションなどのスターターキットです。肌への優しさを体験してみてください。
ストレスを減らし、睡眠をしっかりとる
ストレスは自律神経の働きやホルモンの分泌の乱れを引き起こして肌荒れの原因となります。
睡眠をたっぷりとることも肌の調子を整えるために重要です。
まとめ
最後までお読みくださりありがとうございます。
にきびを繰り返している方、にきびがなかなか治らない方はひとつずつ原因に対策をしていくことで美肌に近づけると思います。
きれいな肌で、元気に過ごしてくださいね。
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