【社会人大学院生の実際の生活】入試・スケジュール・学費~リハビリ博士課程編~

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この記事の筆者
ゆめ先生

主に介護分野で働く作業療法士(リハビリの国家資格)。
修士(医学)。大学院博士課程(リハビリテーション学)在学中。
健康全般にとにかく興味あり、分子栄養学の資格取得。
みんなに元気に生きてほしい。

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社会人大学院生の生活(リハビリ博士課程)
学生さん
学生さん

社会人で働きながら大学院に行くと、どんな生活になりますか?イメージがわきません。

ゆめ先生
ゆめ先生

私は今、社会人で、リハビリテーション学部の博士課程に在籍しているので、

実体験をお話しますね。

選んだ大学院の概要

■ 国公立大の大学院博士課程

■ リハビリの学部

■ 地域でのリハビリについて研究する

■ 大学院生の9割は社会人で、リハビリ養成校の先生をしながら通われている方も多い

■ フルタイム正社員で働きながらでも全く問題なし

大学院入試

入試科目

 ■ 英語 (TOEIC)

 ■ 研究内容に関するプレゼンと質疑応答 各15分程度

英語

■ TOEIC

■ 前期・後期の2回受験して、前期550点で不合格後期750点で合格でした。

■ 周りの話を聞いた感じと、自分の点数を総合して考えてみて7割以上は取れた方がよさそう

英語の入試、TOEICの勉強方法についての記事はこちら↓

医学部の修士課程時代についての記事はこちら↓

入試は、修士課程でも博士課程でも英語はありました。

また、論文を読む・書く際に絶対必要なので、英語はしっかり勉強しておくと、入試も、入学後も楽ですよ。

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研究内容に関するプレゼンと質疑応答

■ 受験申込の際に提出した研究計画に関するプレゼン。パワーポイントを使用して、教授3名に対して15分程度で発表

■ 終了後、質疑応答。教授1名1問程度の質問に答える。

 

一日のスケジュール

勉強する日のスケジュールはこんな感じ

8:30   出勤
17:30終業
18:00帰宅・食事・休憩
20:00論文を読む
リモートでゼミ(月1回)
研究結果の解析・まとめ
論文を書く など

週間スケジュール

■ 私は、週末に隔週くらいで研究室へ行き、統計解析をしたり、教授から指導を受けたりしています。

■ 他の方は、平日の夜や昼間などに研究室に行かれる方も。教授と都合が合わせられさえすれば、いつでもOK。相談などはリモートでも可。

■ 滞在時間は3~4時間程度

■ 家でできることは家でやる感じなので、用事がなければ行かなくても大丈夫

年間スケジュール

■ 博士課程は、入学年の前期に数回、リモート参加必須の講義あり。ただ、土日にあったり、夕方からあったりするので、働いていても調整は楽。

■ 修士課程の人は、毎週1日終日必修の講義あり。

■ 研究室のゼミは月に1回、平日の夜にリモートである

■ 夏休みなどは特に関係なく通学

■ 教授のされている研究のお手伝いなどが不定期にあるが、都合が合えば参加という感じ

入学~修了までのスケジュール

■ リハビリ学部の博士課程は修業年数3年(学部による)

■ 学内で必須の研究の途中経過の発表は、卒業までに2回あり

■ 修了するには、英語の論文を雑誌に投稿して、受理されなければならない

■ 3年の後期までに博士論文を書いて、発表会で報告、質疑応答と合わせて合格すれば、無事修了

長期履修制度

☑ 仕事や介護、育児などの理由で規定の年数を超えて就学したい場合に使える制度

☑ 規定の年数の2倍まで在学期間を延長できる

☑ トータルの学費は、年数が増えても変わらない

 

例えば、修業年数が3年の博士課程の場合、入学時に申請すれば、

3年 × 2倍 = 6年

6年まで在学期間を延長できます。

入学後、2年生になる時に申請すると、残りの 2年 × 2倍 に延長できるので、結果として合計5年までの延長ができます。

最大年数まで延長したい場合、入学時に申請が必要です。必ず最大で申請しなければならないわけではなく、はじめから4年や5年で申請することも可能。

学費は、3年分の学費を延長した年数で分割して支払うので、総額は増えません。大変ありがたい制度です。

また、長期で申請をしておいて、もし3年で修了できそうであれば、短縮して修了することもできます

実際の学費の支払い

■ 受験料 3万

■ 入学金約40万

■ 年間60万弱 × 2年 = 約120万

■ 収入は、現在リハビリ臨床の正社員と副業でダブルワークをしていて(年収650万、一人暮らし)、月の手取りが40万以上あるため、そこから毎月5万程度を学費として捻出している。

生活費について詳しく知りたい方はこちら↓

http://www.rehasite.online/cost-of-living/

経済支援制度

・奨学金

・学費免除

・博士課程への支援金制度

・研究室での雇用

上記のような制度を使うことができます。

特に博士課程では、学校から研究のための支援金をいただける制度などもあります。私の通う大学では、研究で成果があれば(例えば、論文を投稿した、学会で発表したなど)、年30万程度の支援金があります。もし、そのような具体的な成果はない場合でも、研究にしっかり取り組んでいると認められれば、その半額程度をいただくことができます。

また、大学院では、研究室で研究員や、アシスタントのような形で雇用、給料をもらいながら通うことができる研究室もあります。経済的な支援については、大学や研究室、自治体などでさまざまな施策がありますので、入学前に調べておくとよいと思います。

まとめ

私の実感としては、リハビリの学部の博士課程は社会人正社員で全く問題なく通学可能です。

夜間コースというわけでもないですが、社会人が多く通われているので、都合をつけやすい時間帯で指導を受けたり、ゼミにも参加できます

また、働きながら通えるので、経済的にも楽です。

進学を検討されている方は、少しずつ情報収集と、調整をして、無理なく大学院生活を送ってくださいね。

あまり社会人がいない医学部の研究室に行った修士課程時代の記事はこちら↓

http://www.rehasite.online/mastersstudent/

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