マグネシウムを摂りたいけど、どれを選べばいいかわからないという向けに、マグネシウムの働きとサプリの選び方をまとめました。
マグネシウムの働き
マグネシウムは、豆類や海藻、野菜などに含まれる栄養素です。
日本人の栄養調査では、通常の食事では不足しやすい栄養素であることが示されています。
マグネシウムは、体内でさまざまな役割を果たす大変重要な栄養素です。
マグネシウムの主な働きには、以下のようなものがあります。
① エネルギー産生・栄養の合成や分解
マグネシウムは、体内の300以上の酵素の補酵素として、酵素の働きを助けています。エネルギーを産生する過程でマグネシウムが不足すると、エネルギーを作りだすことができなくなってしまいます。
② 血管・循環系への作用
マグネシウムは、血液中のカルシウムの濃度を調整することで血管の収縮を緩めて、血圧を下げる働きがあります。また、血小板という血液を固める役割のある物質の凝集(固まること)を防いで、血栓を予防します。
③ 血糖値をコントロールする
血糖値を下げる働きをするインスリンの働きを助け、血糖値をコントロールします。マグネシウムが不足すると糖尿病のリスクが高くなります。
④ 不安や抑うつなどの精神症状の抑制
神経の興奮を抑える作用があります。月経前の不安症状や、抑うつ症状に効果を示す可能性が示唆されています。
⑤ 骨を丈夫にする
カルシウムやリンとともに、骨を形成しています。骨の質を丈夫にする働きがあります。
⑥ 筋肉を緩める
筋肉はカルシウムの働きで収縮し、マグネシウムの働きで弛緩します。マグネシウムが不足すると、筋肉がつったり、けいれんんしたり、生理痛や頭痛のように筋肉の緊張によって引き起こされる痛みを発生することもあります。
⑦ 排便を助ける
便を柔らかくして、排便しやすい形にします。
マグネシウムの種類
① キレートマグネシウム
② 塩化マグネシウム
③ 酸化マグネシウム
吸収率を高めた、キレートマグネシウム
キレートマグネシウムは、本来は体内に吸収されにくいマグネシウムなどのミネラルを、体内への吸収効率が高くなるように加工した形なので、体内での効果を期待してマグネシウムサプリを摂取する場合には最もおすすめです。
マグネシウム以外にも、鉄サプリやカルシウムサプリなどでもキレート加工されたものがあります。
キレートマグネシウムにはいろいろな種類があり、体内に吸収された後、働く場所が異なります。ご自身の目的に合わせてマグネシウムサプリを選ぶことでよりよい効果が期待されます。
■ 筋肉・脳で働く
筋肉がつる・生理痛・足がつるなど → クエン酸マグネシウム
■ 吸収率高く、血液中で働く
血圧・心疾患・血糖、骨など → リンゴ酸マグネシウム
■ 脳で働く
不安や精神症状など → L-トレオン酸-マグネシウム
↓生理痛にもマグネシウムが効果的です↓
↓だるいしんどい方にもマグネシウムは必須です↓
にがりに含まれ、吸収率のよい塩化マグネシウム
塩化マグネシウムは、お豆腐を固める時に使うにがりの成分です。
塩化マグネシウムの吸収のよいマグネシウムです。液体のにがりやサプリメント、粉末のものもあるので、カプセルやタブレットのサプリが苦手、飲み物や食べ物に混ぜて摂取したい場合などにもオススメです。
※マグネシウムは、一度に大量に摂取すると下痢してしまうことがあるので一度に摂取量を増やさずに徐々に増やしていくようにしましょう。
☑ 便秘には酸化マグネシウム
便秘には、吸収効率の悪いマグネシウムが効果的です。吸収効率が悪いマグネシウムは便の中に留まり、便を柔らかくして排便しやすくしてくれます。
↓便秘についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
まとめ
最後までお読みくださりありがとうございます。
ご自身に合うマグネシウムを選んで、体調よく毎日をお過ごしください。
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