介護老人保健施設でのリハビリの仕事はどのような感じでしょうか?
老健で、通所と入所の兼務をしていた時のことをお伝えしますね。
介護老人保健施設で作業療法士として勤務した際の年収
作業療法士になって4年目で老健に転職した際の年収、月収と勤怠関係の規則はこのような感じでした。
年収 | 400万 |
額面/月 | 28万 |
手取り/月 | 22万 |
賞与 | あり |
残業 | 不定期に30分~1時間 |
残業代 | 支給なし |
副業 | 禁止 |
有給 | 取れる |
満足度 | ★★☆☆☆ |
↓その後、2か所の老健に勤務した時の年収はそれぞれ520万、540万でした。全6回の私の転職歴についてはこちらの記事に詳しく記載しています↓
施設規模
入所者60名、通所者30名定員の施設。
セラピストは施設に3名~4名
↓通所リハビリでの作業療法士として勤務した際の仕事と給料など↓
理学療法士・作業療法士の業務内容
全セラピストで入所・通所を兼務。理学療法士と作業療法士の業務分担はなし。
対象者は、要支援・要介護の認定を受けている施設利用者。骨折後、疾患発症後で病院から来られる回復期直後の方も少しいらっしゃるが、概ね慢性期の利用者がほとんど。認知症の方、寝たきりの方も多い。
理学療法士と作業療法士の分担は特になく、人数の配分を見て担当を決める感じでした。リハ内容も特に作業療法士だからこれということはなく、必要に応じてではありますが下肢のストレッチや歩行練習が中心。
↓通所介護での機能訓練指導員の仕事についてはこちら↓
一日のリハビリ担当数
通所は一人20~40分×7名ほど
入所は一人20分×10~12名ほど
合わせて一日20~22単位ほど実施
●通所者は、その人によって週1~週5回通ってこられ、たいてい毎回リハビリをする。 (費用や単位などの問題で、毎回ではない人もいる)
●入所者は、週2回個別リハビリを実施。自分の担当者をスケジューリングして実施していく感じ。
老健作業療法士の業務
●朝礼・申し送り
●集団リハビリ
●カルテ・リハ計画書などの書類作成
●委員会活動
●トイレ介助、見守り、配膳などの手伝い(手が空いている時は必ず)
●地域介護予防事業
●近隣小学生の介護体験受け入れ
●家屋訪問、資料作り
●勉強会 月1回 業務外の時間で
●施設行事、地域行事参加
老健で勤務する際の一日のスケジュール
8:20 | 出勤 |
8:30 | 始業・朝礼・申し送り |
9:00 | 通所者 個別リハビリ7名ほど |
12:00 | 休憩(たまに食事動作評価) |
13:00 | 集団リハビリ |
13:30 | 個別リハビリ10名~12名 |
17:00 | カルテ・書類作成 |
17:30 | 帰宅 |
休み その他
4週8休。基本は土日休み。上司に申請して、有給取得可能。退職時の有給消化あり。
退職の時期、非常勤への変更など比較的融通が利く。
(実際、私はここで働きながら大学院修士課程へ進学したため、授業のある2か月間の休職と、週5日午前のみ勤務の非常勤へ変更をしてもらうことができた。)
↓転職について詳しくまとめた記事はこちら↓
個人的な感想
●高齢者が好きなのでとても楽しかった
●病院経験後に就職したため、特に業務で困るようなことはなかった。
●一人の利用者をゆっくりではなく、次から次にたくさん実施する
●老健だが、在宅復帰する方などはほとんどおらず、特養が空くのを待っている人が大半。利用者の入れ替わりは少ないので、長く担当するケースが多いので、関係も築けるが、セラピストとしてややマンネリを感じたりもした
●残業なども少なめで、休日も120日ほどあり、ゆったり働ける
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