理学療法士・作業療法士の平均年収
理学療法士・作業療法士の平均年収は400万円程度、月給28～29万円程度、ボーナス年間60万円程度といわれています。
皆さんの職場はどうですか？給料は高い方？それとも平均よりも安いですか？
これはあくまで平均のデータなので、職場や経験年数、勤続年数によっても大きく異なると思います。
給料は職場によって全然違う
新卒1年目から16年目の現在までの、実際の年収の変化
感じ方はいろいろだと思いますが、これが、臨床のリアルなお給料です。
(ちなみに私は、これまで正社員で6回転職をしています。詳しくはこちらの記事をご覧ください）
新卒一年目は、手取り月収16万、年収360万円でした。そこから転職を繰り返しながら徐々に年収が上がるのと、副業を開始して現在の年収が650万円です。
転職については詳しくこちらの記事に記載しています。
作業療法士の生活水準はどんな感じ？
当たり前ですが、年収が上がると生活が変わります。何を重視して、どんな生活を望むかは人それぞれです。毎月どれくらいのお金を使うのかもひとぞれぞれです。
ただ、「理学療法士・作業療法士」で検索すると「給料安い」「生活できない」などのワードで検索されているのです。
私も、作業療法士になってしばらく経ったころは、「こんなものだ」と思ってその生活をずっと続けていくんだと思っていたのですが、必ずしもそうではなかったです。
自分の選択次第では、作業療法士の仕事でも多少は経済状況にゆとりを持って生活することもできるんだということが分かりました。
年収ごとの作業療法士の生活費まとめ
これまで、360万～650万円までの年収で生活をしてきた私のだいたいの生活費を当時の年収別にご紹介します。どんな生活なのか少しでもイメージがわけばと思います。
(※ 私はあまり上手にやりくりをして…というタイプではありません。そんなに豪遊するわけでもないですが、趣味や勉強にお金を使いたいので、その分稼ごうという考えです。節約の参考には一切なりませんのでご了承ください。）
作業療法士新卒 地方実家暮らし 年収360万
生活は厳しめ。貯金はできず。実家暮らしで何とか生きていけた。
| 手取り | 160,000 |
| ボーナス | あり |
| 生活費(実家) | 30,000 |
| 車ローン | 30,000 |
| 車保険 | 10,000 |
| ケータイ | 10,000 |
| 生命保険 | 15,000 |
| ガソリン代 | 10,000 |
| 服 | 10,000 |
| 化粧品など | 5,000 |
| 勉強会・本など | 10,000 |
| 外食・遊び | 10,000 |
| 確定拠出年金 | 5,000 |
| 出費合計 | 145,000 |
| 残り | 15,000 |
〇 年収360万のころはこのような生活費で生活していました。
〇 実家に住んでいたことと、田舎で通勤に車が必須なのでをローンで車を買ったことがポイントかなと思います。
〇 親の勧めでなぜか高い保険に入っていました。給料にも年齢にも見合ってなかったので、もうちょっと抑えてよかったと思います。
〇 月の残りが1,5万円という計算ですが、毎月ほとんど残らなくて「お給料まだかな～」というのが実情でした。
〇 ボーナスで少しの貯金、旅行費用、月の赤字補填などを捻出。
新卒一年目で勤務したのは病院(回復期)です。その時の仕事内容についてはこちらに詳しく記載しています。
作業療法士4年目～ 地方一人暮らし 年収400万円
田舎ならなんとか一人暮らしも可能。ただ、ほとんど生活費、固定費で消えて、ゆとりはなし。
| 手取り | 220,000 |
| ボーナス | あり |
| 家賃 | 45,000 |
| 光熱費 | 10,000 |
| 食費 | 40,000 |
| 生活雑費 | 10,000 |
| 車ローン | 30,000 |
| 車保険 | 10,000 |
| ケータイ | 10,000 |
| 生命保険 | 15,000 |
| ガソリン代 | 10,000 |
| 服 | 10,000 |
| 化粧品など | 5,000 |
| 勉強会・本など | 10,000 |
| 外食・遊び | 10,000 |
| 出費合計 | 200,000 |
| 残り | 20,000 |
〇 地方の郊外(かなり田舎)で一人暮らしを開始。家賃は抑えて4万5千円。築20年くらいのアパート。家賃、光熱費、食費で約10万。
〇 月の生活費全部で20万弱くらい。
〇 車のローンは継続。その他の出費はあまり変わりなし。
〇 計算上残り2万ですが、残ったり残らなかったりという感じ。
〇 貯金は年に10～20万貯まればいい方。
〇 途中から、大学院に進学。忙しい研究室を選んだので少し仕事をセーブして、奨学金を借りる。
この時勤務していたのは、介護老人保健施設です。その時の仕事についてはこちらに詳しく記載しています。
作業療法士8年目～ 東京一人暮らし 年収420万
東京で家賃10万での一人暮らしはギリギリ。遊びにはあまり使う余裕なく、貯金はできない。
| 手取り | 28,0000 |
| ボーナス | なし |
| 家賃 | 105,000 |
| 光熱費 | 15,000 |
| 食費 | 50,000 |
| 生活雑費 | 10,000 |
| 交通費 | 20,000 |
| ケータイ | 10,000 |
| 生命保険 | 7,000 |
| 服 | 10,000 |
| 化粧品など | 5,000 |
| 奨学金返済 | 15,000 |
| 外食・遊び | 30,000 |
| 出費合計 | 280,000 |
| 残り | ほぼ0 |
〇 転職のため東京に引っ越し。家賃4万5千円から10万5千円に6万UP。東京なので仕方なし。8畳1、築浅キレイなマンション。
〇 車を手放したので、家賃が増えても車ローン、保険、ガソリンなどがなくなったので出費は相殺。
〇 家賃、光熱費、食費で17万。食費に5万は使えるようになり、少しおいしいものを食べたりできるようになった。
〇 外食・遊びで3万使える。飲みに行ったり、遊びに行ったりできるようになった。
〇 生命保険を一部解約して－8000円。
〇 大学院進学で奨学金を借りたので月1万5千円の返済が開始となる。
〇 うまくいけば月1万くらい貯金できる月もたまにあるくらい。
〇 東京で生活するには、もう少し収入がないと余裕のある生活ではないなと思った。
この時勤務していたのは、訪問看護ステーション(訪問リハ)です。その時の仕事についてはこちらの記事に記載しています。
作業療法士10年目～ 東京一人暮らし 年収500万～550万
年収が500万円を超えるあたりから、少し生活が楽になってきました。
少しずつ貯金ができたり、趣味や遊びに月5万くらいは心置きなく使えるようになったと思います。
少し余裕ができ、趣味・遊びが充実。ようやく少しずつであれば貯金も可能に。
| 手取り | 28,0000 |
| 副業収入 | 45,000 |
| 手取り合計 | 32,5000 |
| ボーナス | あり |
| 家賃 | 105,000 |
| 光熱費 | 15,000 |
| 食費 | 50,000 |
| 生活費雑費 | 10,000 |
| 交通費 | 20,000 |
| ケータイ | 3,000 |
| 生命保険 | 3,000 |
| 服 | 20,000 |
| 化粧品など | 1,0000 |
| 奨学金返済 | 15,000 |
| 外食・遊び | 30,000 |
| 趣味 | 20,000 |
| 出費合計 | 301,000 |
| 残り | 24,000 |
〇 副業を開始し、月の手取りが30万円を超え、32万5千円に。これくらいから少し生活にゆとりが出てきました。
〇 ケータイを格安スマホに、保険料も見直して安くなる。
〇 習い事やライブ鑑賞などに行くお金が確保出来てくる。(趣味項目追加)
〇 結構好きなことを楽しんで生活できるようになった。お金ないしと我慢することは減って、割とやりたいことはできるようになった。
〇 毎月2～3万は貯金可能。さらに、ボーナス分は丸々貯金できるようになったので、ようやく年間100万弱くらいの貯金ができるようになった。
作業療法士15年目～ 大阪一人暮らし 年収600万円～650万
めちゃくちゃ贅沢しなければ特に不自由なし。生活費以外に月15万くらい自由に使っても、貯金も年100万は確実に可能。
| 手取り | 35,0000 |
| 副業収入 | 90,000 |
| 手取り合計 | 440,000 |
| ボーナス | なし |
| 家賃 | 87,000 |
| 光熱費 | 15,000 |
| 食費 | 50,000 |
| 生活費雑費 | 10,000 |
| 交通費 | 20,000 |
| ケータイ | 3,000 |
| インターネット | 5,000 |
| 生命保険 | 3,000 |
| 服 | 20,000 |
| 化粧品など | 1,0000 |
| 奨学金返済 | 12,000 |
| 大学院学費 | 50,000 |
| 外食・遊び | 30,000 |
| 趣味 | 30,000 |
| 出費合計 | 395,000 |
| 残り | 45,000 |
〇 東京から大阪に引っ越したので家賃が安くなる
〇 食費は5万使わないことの方が多い。(外食費は別)
〇 趣味、外食遊びに月6万使えるが、現在時間がなくあまり使えないため余ることが多い。
〇 大学院に入学したので、月5万(年間およそ60万)学費に使っている。
〇 計算上は4万5千円余ることになっているが、現状では月8万～10万程度は余っていて、大学院の費用を支払っても、年間100万以上の貯金が可能。（学費がなければ、200万弱は貯金できる計算になる。）
〇 年収650万円になって、私が普通の生活をしていく分には特にお金の面での不自由はなくなった。
最後までお読みくださりありがとうございます。以上が、私のお給料と生活でした。
皆様はどれくらいのお給料をもらって、どんな生活がしたいですか？
理想の生活をするために、必要なお給料を稼いで、楽しい生活を送ってくださいね。
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